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ローサイド電流検出向けデュアルオペアンプSTマイクロ TSV772

STマイクロエレクトロニクスは、ローサイド電流検出に適した5Vデュアルオペアンプ「TSV772」を発表した。火災報知器などのアプリケーションをはじめ、通信インフラ機器やサーバなどの電流測定に適する。

» 2022年04月07日 19時40分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2022年3月、ローサイド電流検出に適した5Vデュアルオペアンプ「TSV772」を発表した。火災報知器などのアプリケーションをはじめ、通信インフラ機器やサーバなどの電流測定に適する。

ローサイド電流検出向け5Vデュアルオペアンプ「TSV772」のイメージ 出所:STマイクロエレクトロニクス

 2.0×2.0mmの超小型DFN8パッケージをはじめ、SO-8、MiniSO-8パッケージで提供する。既に量産を開始しており、1000個購入時の単価は約0.73米ドルだ。

ゲイン帯域幅は20MHz

 ゲイン帯域幅は20MHzで、ユニティゲインによる安定した動作を特徴とする。レールツーレール入出力を備えており、スルーレートは13V/マイクロ秒、入力ノイズ密度は7nV/√Hz、ESD耐性は4kV。−40〜+125℃の温度範囲で動作する。

 25℃時の入力オフセット電圧は最大200μVで、低振幅の入力信号を正確に増幅できる。外付け部品の利用を抑え、製造工程時の回路のトリミングや較正を容易にする。また、47pFの出力コンデンサーで最適化されているため、A-Dコンバーターの入力バッファーとしても利用できる。

 電源電圧は2.0V以上で、長時間のバッテリー駆動が可能。低消費電力のマイクロコントローラーと電源を共通化でき、設計時の負担も軽減する。

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