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リップル圧縮度100dBの小型LDOレギュレーター東芝 TCR5RG

東芝デバイス&ストレージは、小型かつ低背のWCSP4Fパッケージを採用したLDOレギュレーター「TCR5RG」シリーズ45品種を発売した。100dBの高リップル圧縮度と低出力電圧ノイズ、高出力電圧精度により、電源ラインの出力安定化に寄与する。

» 2021年03月17日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 東芝デバイス&ストレージは2021年3月、小型かつ低背のWCSP4Fパッケージを採用したLDOレギュレーター「TCR5RG」シリーズ45品種を発売した。

 TCR5RGシリーズは、バンドギャップ回路と、低い周波数だけを通すローパスフィルター、ノイズを抑えた高速オペアンプの組み合わせにより、リップル圧縮度が標準100dBと高くなっている。

 また、出力電圧ノイズが標準5μVrmsと低く、出力電圧精度が出力電圧1.8〜2.8V時で最小−1.5%、最大1.5%と高い。これらの特徴により、電源ラインの出力安定化に寄与する。

最大0.33mm厚で、機器の薄型化に貢献

 最大出力電流は500mA。出力電圧は、ユーザーが機器に応じて選択できるように、0.9〜5.0Vの範囲で45品種をそろえる。パッケージは、0.645×0.645mmのWCSP4Fパッケージを採用。厚みが最大0.33mmと薄いため、機器の小型化、薄型化に貢献する。

LDOレギュレーター「TCR5RG」

 主な用途として、スマートウォッチやアクションカメラといったウェアラブルデバイス、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器、電気シェーバーや血圧計、血糖値計などを見込んでいる。

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