KELKは、温度差5℃で動作する電池レスIoT振動センサーデバイス「熱電EH振動センサーデバイス KELGEN SD KSGD-SV」を発表した。モーター表面の温度と外気との温度差で自己発電し、回転機器の振動をセンシングする。
KELK(ケルク)は2022年7月、温度差5℃で動作する電池レスIoT(モノのインターネット)振動センサーデバイス「熱電EH振動センサーデバイス KELGEN(ケルジェン)SD KSGD-SV」(KSGD-SV)を発表した。
KSGD-SVは、モーターに設置することで使用できる。排熱で上昇したモーター表面の温度と外気との温度差を用いて自己発電し、回転機器の振動をセンシングする仕組みとなっている。
ラインアップとして、周波数解析タイプの「KSGD-SV7」、速度RMSタイプの「KSGD-SV8」、簡易測定タイプの「KSGD-SV9」の3種を揃えた。
温度差5℃での測定頻度は、KSGD-SV7が60分に1回、KSGD-SV8が45分に1回、KSGD-SV9が12分に1回。温度差10℃では、KSGD-SV7が25分に1回、KSGD-SV8が20分に1回、KSGD-SV9が5分に1回となっている。
また同社は、ビッグデータの統計演算やグラフ化が可能な「設備状況見える化ソフトウェアSDM-Plus」とKSGD-SVをつなぐ設備モニタリングシステム「KELGEN SDシステム」も提供する。設備保全のCBM(状態基準保全)化や保全員による巡回点検の削減に寄与する。
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