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ウェアラブル機器向けバイタルサインセンサーICams OSRAM AS705xファミリー

ams OSRAMは、省電力かつ小型のバイタルサインセンサーIC「AS705x」ファミリーを発表した。HRMやGSRなどの測定が可能で、ヒアラブル、スマートウォッチ、スマートパッチなど、スペースに制約のある小型機器に適する。

» 2022年07月19日 18時13分 公開
[EDN Japan]

 ams OSRAMは2022年6月、省電力かつ小型のバイタルサインセンサーIC「AS705x」ファミリーを発表した。心拍測定(HRM)や皮膚電気抵抗(GSR)などの測定ができる。ヒアラブル、スマートウォッチ、スマートパッチなど、スペースに制約のある小型機器に適する。

バイタルサインセンサーIC「AS705x」ファミリー 出所:ams OSRAM

光電式容積脈波と心電図の同時計測が可能

 エミッタとフォトダイオード(PD)の構成が異なる3製品「AS7050」「AS7056」「AS7057」を用意し、さまざまなアプリケーションに柔軟に対応する。供給電圧は1.7〜1.98V、動作温度は−30〜+85℃、WLCSPパッケージで提供する。

 AS7050は、最大8つのLEDドライバー出力を提供し、最大6つのPD入力のサンプリング、外部電極をサポートする。光電式容積脈波(PPG)用と心電図(ECG)用のA-Dコンバーターをそれぞれ1つ搭載するほか、低ノイズのECGアナログフロントエンドを備え、PPGとECGの同時計測が可能だ。

 ECGが不要の場合、より小型のAS7056またはAS7057を利用できる。AS7056は2つのLEDドライバー、1つのVCSELドライバー、3つのPD入力、AS7057は3つのLEDドライバーと3つのPD入力に対応する。ダイサイズは約1.7×1.7mmで、市販品の中では最小クラスとなる。

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