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数センチの高度変化を検出できる気圧センサーボッシュ・センサーテック BMP581

ボッシュ・センサーテックは、数センチメートルの海抜高度の変化を検出できる気圧センサー「BMP581」を発売した。相対精度が±0.06hPa、絶対精度が±0.3hPaと高精度かつ低消費電力のため、ウェアラブル、ヒアラブル、IoTデバイスに搭載できる。

» 2022年04月20日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ボッシュ・センサーテックは2022年4月、数センチメートルの海抜高度の変化を検出できる気圧センサー「BMP581」を発売した。低消費電力で、ウェアラブル、ヒアラブル、IoT(モノのインターネット)デバイスに搭載できる。

気圧センサー「BMP581」 出所:ボッシュ・センサーテック

 静電容量式のBMP581は、相対精度が±0.06hPa、絶対精度が±0.3hPaと高精度を誇る。300〜1100hPaの広範囲において、蚊の1000分の1の重さに相当する7.6μgの気圧変化を測定できる。

低消費電流でTCOやRMSノイズも低減

 消費電流は通常時で1.3μA、ディープスタンバイモードでは0.5μAと少ないため、バッテリーの長時間駆動を可能にする。温度係数オフセット(TCO)は±0.5Pa/K、1000hPaにおけるRMSノイズは0.08Pa、長期ドリフトは12カ月間で±0.1hPaを示す。前世代品の「BMP390」と比べて、消費電流を85%、ノイズを80%、TCOを33%抑えた。

 金属カバーでシールドした、2.0×2.0×0.75mmの10ピンLGAパッケージで提供し、インタフェースはI2C、I3C、SPI(3線式または4線式)を備える。

 フィットネスアプリケーションと連携して、懸垂や腕立て伏せといった動作をモニタリングできる。転倒検知、屋内での位置検出、ナビゲーションにも利用可能だ。さらに、ドローンの飛行安定性と着陸精度の向上、水位検出による家電製品の水漏れ防止などにも活用できる。

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