低い電圧の直流電圧源から流れる電流をデジタルマルチメーターによって正確に測定する場合は、負荷電圧Vbによる誤差が生じていることを理解する必要がある。
10Aを超える大電流をデジタルマルチメーターで測定する場合は、外部にシャント抵抗器を下図に示すように接続してシャント抵抗器の両端に発生する電圧を測定し、演算によって電流値に換算する。シャント抵抗器の仕様によって測定誤差が決まるので、仕様の確認が必要である。
交流電流を測定する仕組みは、シャント抵抗器に交流電流を流して発生する交流電圧をAC-DC変換器によって直流電圧に変換してから、高分解能A-D変換器よって数値データとしている。
交流電流を測定する場合の結線は直流電流を測定する場合と同じであり、3Aレンジまでと10Aレンジは電流入力端子が異なる。
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