メディア

検出範囲の切り替えが可能な慣性計測ユニットセイコーエプソン M-G366PDG、M-G330PDG

セイコーエプソンは、慣性計測ユニットのスタンダードモデル「M-G366PDG」とベーシックモデル「M-G330PDG」を発表した。加速度センサー検出範囲±8Gおよび±16Gを、ユーザー側で切り替えて使用できる。

» 2022年12月12日 13時30分 公開
[EDN Japan]

 セイコーエプソンは2022年11月、慣性計測ユニットのスタンダードモデル「M-G366PDG」とベーシックモデル「M-G330PDG」を発表した。2023年1月にサンプル出荷を、同年春に量産を開始予定だ。

慣性計測ユニット「M-G366PDG」(左)と「M-G330PDG」(右) 出所:セイコーエプソン

ノンリニアリティ特性0.05%

 加速度センサー検出範囲は±8Gおよび±16Gで、ユーザー側で切り替えて使用できる。ジャイロセンサーの検出範囲は、M-G366PDGが±450°/s、M-G330PDGが±400°/s。この検出範囲全体において、ノンリニアリティ(非直線性誤差)特性を0.05%に抑えた。

 サイズは24×24×10mm3で、消費電流は16mA。−40〜+85℃の温度範囲で動作する。出力分解能は32ビットおよび16ビット、最大データ出力レートは2000Hz。インタフェースは、SPIとUARTを搭載する。高精度かつ低ノイズのハイスペックモデル「M-G370PDS」「M-G370PDF」とは、互換性を備える。

 産業用ドローンなどの無人機、カメラやアンテナなどの制振制御、産業機器などの振動、角度、軌道計測、ナビゲーションシステムなどの用途に適する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.