車載向け16階調セグメントLCDドライバIC:セイコーエプソン S1D15106
セイコーエプソンは、車載ディスプレイシステム向け16階調セグメント液晶ドライバIC「S1D15106」の量産を開始した。高コントラスト、高階調を特長とし、スピードメーターや回転数表示に適する。
セイコーエプソンは2021年2月、車載ディスプレイシステム向け16階調セグメント液晶ドライバIC「S1D15106」の量産を開始した。サンプル価格は500円(税別)で、月産10万個の体制で供給する。
S1D15106は、マイクロコントローラーと直接接続できる、セグメント液晶ドライバIC。マイコンからの表示画像データを、外付けメモリを使わずにセグメント液晶へ表示できる。出力はセグメントが368、コモンが1になっている。
コントラストを上げるため、液晶パネルの表示セグメントと液晶ドライバのセグメント端子を1対1で接続して駆動するスタティック駆動方式を採用した。PWM方式により階調数は16で、スピードメーターや回転数の表示に適する。
車載向け16階調セグメント液晶ドライバIC「S1D15106」
表示安全機能を備えており、出力端子の配線故障によるディスプレイ表示の異常を検知すると、マイコンがドライバ出力端子を切り替えて表示を正常に戻す。コマンドレジスターのビット化け検出機能も搭載する。動作温度範囲は−40〜+105℃で、車載規格AEC-Q100に準拠している。
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