サンケン電気は、3相ブラシレスモーター用ディスクリートモジュール「SMA5145」の量産を開始した。MOSFETをディスクリートで用意する場合と比較して、基板の実装面積を削減できるほか、信頼性の向上が期待できる。
サンケン電気は2023年1月、3相ブラシレスモーター用ディスクリートモジュール「SMA5145」の量産を開始したと発表した。
同製品は、3つのハーフブリッジ回路と6つの低オン抵抗のNチャンネルパワーMOSFETを搭載する。MOSFETをディスクリートで6つ用意する場合と比較して、基板の実装面積を削減できる。また、取り付け工数の削減、信頼性の向上が期待できる。
ドレイン電流(DC)は1.5A。ドレインとソース間の降伏電圧は500Vとなった(ドレイン電流=100μA時)。ドレインとソース間のオン抵抗は最大4.0Ωとなっている。
パッケージは、31.0mm×4.0mm×12.6mmのSIP12を採用した(サイズは代表値)。端子部は鉛フリーとなっていて、RoHSに準拠している。
エアコンや空気清浄器などの3相ブラシレスDCモーター駆動用途に適する。ドレイン電流(DC)が2.5Aの「SMA5146」については、同年4月頃に量産を開始する予定だ。
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