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880ビットメモリ搭載産業用RFID向けIC、NXPUCODE 9xm

NXPセミコンダクターズは、産業用RFID向けIC「UCODE 9xm」を発表した。読み取り感度が−24dBm、書き込み感度が−22dBmとなっており、合計880ビットのメモリを搭載している。

» 2023年04月20日 09時00分 公開
[EE Times Japan/EDN Japan]

 NXPセミコンダクターズは2023年3月、産業用RFID向けIC「UCODE 9xm」を発表した。既に提供を開始している。

産業用RFID向けIC「UCODE 9xm」の活用イメージ 産業用RFID向けIC「UCODE 9xm」の活用イメージ 出所:NXPセミコンダクターズ

合計880ビットのメモリ

 メモリは合計880ビットとなっていて、EPC向け128ビットとユーザー向け752ビット、EPC向け256ビットとユーザー向け624ビット、EPC向け496ビットとユーザー向け384ビットのいずれかを選択可能。製造日やロット番号、プロセスパラメーターといった製造データを格納できる。

 ECC(Error Correction Code)アルゴリズムやパリティチェックといったメモリセーフガード機能を備える。また、BlockPermalockを搭載していて、データの一部を保護しつつ、他の部分での追加や編集、削除が可能だ。

 読み取り感度は−24dBm、書き込み感度は−22dBm。同社の従来の「UCODE」製品と比較して、感度が大幅に向上した。加えて、独立したアクセスパスワードやキルパスワードを採用。データのセキュリティを高め、権限を有さないユーザーによる操作をブロックできる。

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