Subbytesの逆変換処理です。Subbytesと同様の処理ですが、S-Boxの代わりにInverse S-Boxを使用します(図9)
ShiftRowsの逆変換処理です。4バイト単位の行を右シフトします。行数ごとにシフト量が1つインクリメントされます(図10)
MixColumnsの逆変換処理です。4バイトの列を行列演算によって別の4バイトに変換します。State配列を列ごとに操作し、各列を4項の多項式として扱います。列はガロア体GF(2^8)上の多項式で、
で与えられる固定多項式を掛け合わせます。計算された値は、出力先のそれぞれの列に出力されます(図11)
出力結果の1列をs’(x)、入力の1列をs(x)とし、下記のように定義されます。
これを列ごとに展開します。
この乗算の結果、列中の4バイトは下記の通りとなります。
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