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125℃対応の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーニチコン PCWシリーズ

ニチコンは、導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサー「PCW」シリーズを発表した。高温125℃で2000時間の耐久性を保証する、リプル電流重畳保証品となっている。

» 2023年09月14日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ニチコンは2023年7月、導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサー「PCW」シリーズを発表した。高温125℃で2000時間の耐久性を保証するリプル電流重畳保証品で、既に量産を開始している。

導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサー「PCW」シリーズ 導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサー「PCW」シリーズ 出所:ニチコン

各部材の最適化で高温に対応

 電装化が進む車載回路の高温、高信頼のニーズに対応するため、耐熱ゴムを用いて封止性を向上させるなど、各部材を最適化したことで高温対応が可能となった。また、リード部材などの最適化を図り、ESR(等価直列抵抗)を抑えて自己発熱を低減した。

 サイズは直径5×高さ6mm〜直径6.3×高さ6mmで、チップ形の端子形状となる。定格電圧は2.5〜6.3V、定格静電容量は150〜390μF。直径6.3mmの製品は、20℃で100kHz時のESRが16mΩ、125℃で100kHz時の定格リプル電流が1800mArmsとなる。

 リプル電流重畳を保証するほか、高リプル電流化しているため、低電圧帯で高リプル電流が必要な回路に適している。

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