実際のマイコンにおけるPWMコントローラーの例として、ST製の「STM32G0マイコン」のタイマーユニットについて説明します(図5)
このタイマーユニット内の下記のレジスタは、先ほどの説明例のレジスタに対応します。
「自動再ロードレジスタ」→「周期レジスタ」
「CNTカウンタ」→「タイマーカウンタレジスタ」
「キャプチャー/比較レジスタ」→「比較レジスタ」
また、「TIMx_CR1」レジスタ内に「DIR」というビットがあり、これが先ほどの解説した「アップ/ダウン方向FF(フリップフロップ)」に対応します。
このように、実際のマイコンのコントローラーにもアップカウント動作/ダウンカウント動作を記憶するための領域があり、これを使用してカウント動作を制御しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.