シングルコアArm Cortex-A53採用、TSN搭載Ethernetスイッチ:マイクロチップ LAN969x
マイクロチップ・テクノロジーは、Ethernetスイッチファミリー「LAN969x」を発表した。TSN機能や46G〜102Gビット/秒の帯域幅を有し、1GHzのシングルコアArm Cortex-A53をCPUに採用した。
マイクロチップ・テクノロジーは2024年1月、Ethernetスイッチファミリー「LAN969x」を発表した。「LAN9694」「LAN9696」「LAN9698」の受注を開始している。
同ファミリーは、TSN(Time Sensitive Networking)機能や46G〜102Gビット/秒の帯域幅を有する。CPUは、1GHzのシングルコアArm Cortex-A53を採用した。
Ethernetスイッチファミリー「LAN969x」 出所:マイクロチップ・テクノロジー
高い冗長性が求められる用途に向けて、HSR(High Available Seamless Redundancy)やPRP(Parallel Redundancy Protocol)を使用可能。Ethernetポート速度は、10M〜10Gビット/秒となっている。
HSRネットワーク2つを相互に接続する、QuadBox機能も搭載できる。最大30のポートを選択可能で、RGMII、SGMII、QSGMII、USGMII、USXGMIIなどのインタフェースに対応した。
開発ツールは、評価用ボード「EV23X71A」が対応可能だ。また、TSN規格やHSR、PRPの冗長化に向けたLinuxソフトウェアパッケージ「IStaX VSC6817SDK」も使用できる。
- 拡張コード保護機能を搭載したマイコン
マイクロチップ・テクノロジーはファームウェアへの不正な読み出しや消去、変更を防ぐ機能を搭載したマイクロコントローラーファミリー「PIC18-Q24」を発表した。PDID機能を採用していて、プログラムおよびデバッグインタフェースへのアクセスを遮断できる。
- 200以上のオプションを選択できる、プレスフィット端子パワーモジュール
マイクロチップ・テクノロジーは、量産向けにパワーモジュール「SP1F」「SP3F」のプレスフィット端子オプションを発表した。はんだレスでプリント基板に実装できる。
- I3C/MVIO搭載、3つの電圧ドメインで動作可能なMCU
マイクロチップ・テクノロジーは、I3Cに対応したMCUファミリー「PIC18-Q20」を発表した。最大2つのI3CペリフェラルとMVIOを搭載し、独立した3つの電圧ドメインで動作できる。
- ISO 26262準拠、10BASE-T1S SPEソリューション
マイクロチップ・テクノロジーは、車載向けの10BASE-T1S Ethernet MAC-PHYデバイス「LAN8650」「LAN8651」シリーズを発表した。MACおよびSPIを搭載し、Ethernet MACを搭載していないマイクロコントローラーを10BASE-T1S SPEネットワークに接続できる。
- SiC採用、車載向けEヒューズデモンストレーター
マイクロチップ・テクノロジーは、SiCを用いたEヒューズデモンストレーターボードを発表した。400〜800Vのバッテリーシステムをサポートし、最大30Aの電流定格を有していて、6種をラインアップにそろえている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.