200以上のオプションを選択できる、プレスフィット端子パワーモジュール:マイクロチップ SP1F、SP3F
マイクロチップ・テクノロジーは、量産向けにパワーモジュール「SP1F」「SP3F」のプレスフィット端子オプションを発表した。はんだレスでプリント基板に実装できる。
マイクロチップ・テクノロジーは2023年12月、量産向けにパワーモジュール「SP1F」「SP3F」のプレスフィット端子オプションを発表した。既に受注を開始している。
パワーモジュール「SP1F」「SP3F」のプレスフィット端子オプション 出所:マイクロチップ・テクノロジー
プレスフィット端子を備えたことで、プリント基板上の適切なサイズの穴に端子を圧入すれば、パワーモジュールをはんだ付けしなくても電気的に接続できる。自動実装やロボットによる実装が可能になるため、組み立て工程の簡素化や製造コストの低減に寄与する。
SP1FおよびSP3Fでは、Siに加えてSiC(炭化ケイ素)を用いたオプションを選択可能で、さまざまな構造や定格を備えた200以上のバージョンがある。電圧範囲は600〜1700V、最大電流は280Aとなっている。
両モジュールの詳細な実装手順は、同社のWebサイトに掲載しているアプリケーションノート「AN4322」で確認できる。
- I3C/MVIO搭載、3つの電圧ドメインで動作可能なMCU
マイクロチップ・テクノロジーは、I3Cに対応したMCUファミリー「PIC18-Q20」を発表した。最大2つのI3CペリフェラルとMVIOを搭載し、独立した3つの電圧ドメインで動作できる。
- ISO 26262準拠、10BASE-T1S SPEソリューション
マイクロチップ・テクノロジーは、車載向けの10BASE-T1S Ethernet MAC-PHYデバイス「LAN8650」「LAN8651」シリーズを発表した。MACおよびSPIを搭載し、Ethernet MACを搭載していないマイクロコントローラーを10BASE-T1S SPEネットワークに接続できる。
- SiC採用、車載向けEヒューズデモンストレーター
マイクロチップ・テクノロジーは、SiCを用いたEヒューズデモンストレーターボードを発表した。400〜800Vのバッテリーシステムをサポートし、最大30Aの電流定格を有していて、6種をラインアップにそろえている。
- SiCオンラインシミュレーションツール、マイクロチップ
マイクロチップ・テクノロジーは、同社のSiC(炭化ケイ素)パワーデバイスおよびモジュールを設計前に評価できるオンラインツール「MPLAB SiC Power Simulator」を発表した。同社のウェブサイトから無償で利用できる。
- インフライト宇宙機向け開発キット、マイクロチップ
マイクロチップ・テクノロジーは、同社のインフライト宇宙機向けFPGA「RT PolarFire」と組み合わせて用いる「RT PolarFire 開発キット」を発表した。既に受注を開始している。
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