マイクロチップ・テクノロジーは、I3Cに対応したMCUファミリー「PIC18-Q20」を発表した。最大2つのI3CペリフェラルとMVIOを搭載し、独立した3つの電圧ドメインで動作できる。
マイクロチップ・テクノロジーは2023年9月、I3Cに対応したMCUファミリー「PIC18-Q20」を発表した。評価用キット「PIC18F16Q20 Curiosity Nano」も提供する。
I3Cは、I2Cと比較して、通信速度や消費電力といった面で優位性を有する。PIC18-Q20ファミリーは、最大2つのI3CペリフェラルとMVIO(Multi-Voltage I/O)を搭載する。独立した3つの電圧ドメインで動作可能で、プライマリーMCUとの組み合わせに適している。センサーデータや低遅延割り込みの処理、システムステータスの報告などを、プライマリーMCUに負担を掛けずに実施できる。
同ファミリーのI3CおよびMVIO機能と、同社のCIP(コアから独立した周辺モジュール)を組み合わせて用いれば、内蔵されたマルチ電圧ドメイン機能が外付けレベルシフターの代替となる。これにより、システムコストの低減や基板専有面積の縮小、設計の簡素化に寄与する。
パッケージは、最小3×3mmの14および20ピンパッケージを採用した。CPUが動作する電圧ドメインにかかわらず、I3Cペリフェラルは1.0〜3.6Vで動作する。
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