マイクロチップ・テクノロジーは、車載向けの10BASE-T1S Ethernet MAC-PHYデバイス「LAN8650」「LAN8651」シリーズを発表した。MACおよびSPIを搭載し、Ethernet MACを搭載していないマイクロコントローラーを10BASE-T1S SPEネットワークに接続できる。
マイクロチップ・テクノロジーは2023年9月、車載向けの10BASE-T1S Ethernet MAC-PHYデバイス「LAN8650」「LAN8651」シリーズを発表した。既に受注を開始している。
両シリーズは、MAC(媒体アクセス制御)およびSPI(Serial Peripheral Interface)を搭載。Ethernet MACを搭載していない8、16、32ビットのマイクロコントローラーを、10BASE-T1S SPE(Single Pair Ethernet)ネットワークに接続できる。
TSN(Time Sensitive Networking)に対応していて、Ethernetネットワーク経由での時刻同期が可能だ。動作温度範囲は−40〜+125℃。車載向け電子部品規格「AEC-Q100 Grade 1」に準拠した。また、「ISO 26262」規格に準拠した用途向けに、機能安全に対応している。
なお、同社は、評価用ボードとして「LAN8651 SPI」を提供する。他に、組み込みソフトウェア開発ツール「MPLAB Harmony 3」も利用できる。
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