ビシェイ・インターテクノロジーは、IRレシーバーモジュール「TSOP18xx」「TSOP58xx」「TSSP5xx」シリーズのアップグレードを発表した。プリアンプリファイア回路、フォトディテクター、IRフィルターを搭載する。
ビシェイ・インターテクノロジーは2024年1月、IR(赤外線)レシーバーモジュール「TSOP18xx」「TSOP58xx」「TSSP5xx」シリーズのアップグレードを発表した。サンプル品と製品を提供中で、量産時の標準納期は4週間だ。
今回発表したアップグレード品は、ESD耐性が12kV、電圧範囲が2.0〜5.5Vとなる。同社従来品と比較して、消費電流が50%低減し、暗所感度が20%向上した。いずれもプリアンプリファイア回路、フォトディテクター、IRフィルターを搭載し、強い日光下での堅牢性を備えることから屋外用途に対応する。
TSOP18xxおよびTSOP58xxは、テレビやビデオゲーム、サウンドバー、STB(セットトップボックス)、エアコン、家電など向けのIRリモコンに適している。キャリア周波数は30k〜56kHzに対応。6種のAGC(自動利得制御)バージョンをそろえた。
TSSP5xxは、2mまでの近接および存在検知を可能とした。特にTSSP580xxは、同社のエミッター「TSAL6200」と組み合わせることで、8mまでの光バリアーアプリケーションに対応する。
38kHzのキャリア周波数に対する高感度、940nmのピーク感度を特徴とし、ドローンやロボットの距離検知、ユーザーコンソール起動のための物体接近検知、落下検知、ガレージドアの光バリアー、セキュリティゲートなどの反射型センサーに適する。
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