リテルヒューズは、光絶縁型光発電ドライバー「FDA117」を発表した。最大15.3Vの電圧と60μAの電流でフローティング電源を生成し、標準的なMOSFETやIGBTデバイスを直接駆動できる。
リテルヒューズは2023年11月、光絶縁型光発電ドライバー「FDA117」を発表した。パッケージは、4ピンのDIPおよびSMTパッケージから選択でき、DIPは100個/チューブ、SMTは1000個/テープ&リールで提供する。
FDA117は、最大15.3Vの電圧と60μAの電流でフローティング電源を生成し、標準的なMOSFETやIGBTデバイスを直接駆動できる。これにより、低電圧駆動入力側と高電圧負荷出力側の絶縁を保証する。入力制御電流範囲は5〜50mAで、高速ターンオフ回路を内蔵し、5000Vrmsの強化絶縁で安全性を高めた。
入力制御電流は5mAで、開路電圧は13.3V、最小短絡電流は2.5μA、公称短絡電流は9.1μAだ。スイッチング速度は、ターンオンが1ミリ秒、ターンオフが0.5ミリ秒。外部パワー半導体を0.5ミリ秒未満でオフにできる。
パッケージは、4ピンDIPとSMTパッケージから選択でき、他の光発電ドライバーとはピンアウト互換性を有する。主な用途として、エネルギー、ビル管理の自動化、スマートホームなどを見込む。
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