ローデ・シュワルツは、IPG Automotiveと共同で、完全HILによる車載レーダー向けのテストソリューションを発表した。試験場で行っていた自律走行テストが開発ラボで実施可能になり、開発時間とコスト削減に寄与する。
ローデ・シュワルツは2024年4月、IPG Automotiveと共同で、完全HIL(Hardware-in-the-Loop)による車載レーダー向けのテストソリューションを発表した。試験場で行っていた自律走行テストが開発ラボで実施可能になり、開発時間とコスト削減に寄与する。
同社のレーダーエコー発生器「R&S AREG800A」とアドバンストアンテナアレイ「R&S QAT100」に、IPG Automotiveのシミュレーションソフトウェア「CarMaker」を組み合わせた。自動車安全テスト「Euro NCAP」が規定するようなADAS(先進運転支援システム)や自動運転シナリオのシミュレーションを、自動車メーカーが制御可能な環境において効率的かつ低コストで実施できる。
また、リアルタイムな閉ループ特性の評価や、レーダーセンサーの検証に活用できる。自動車の開発向けデータフォーマットを定義した、ASAM規格にも対応する。
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