ソニーセミコンダクタソリューションズは、水平8Kワイドアスペクト比のグローバルシャッター方式CMOSイメージセンサー「IMX901」を商品化する。約1641万画素の有効画素数を有し、産業用途など向けにCマウントレンズをサポートしている。
ソニーセミコンダクタソリューションズは2024年6月、水平8Kワイドアスペクト比のグローバルシャッター方式CMOSイメージセンサー「IMX901」の商品化を発表した。同年7月より、サンプル出荷を開始する。
約1641万画素の有効画素数を有し、産業用途など向けにCマウントレンズをサポートした。また、同社独自の画素構造によるグローバルシャッター技術「Pregius S」を採用している。
ダイナミックレンジは70dB超で、フレームレートは10ビット出力時134fps、12ビット出力時91fps。出力インタフェースは、SLVS-EC、SLVS、MIPIをサポートしている。イメージサイズは対角22.7mm(1.4型)、ユニットセルサイズは2.74×2.74μmとなる。
電源電圧は、1.1V/1.8V/2.9V/3.3Vに対応する。パッケージは38×22mmのLGAセラミックパッケージを採用。物流現場のベルトコンベヤー上のコードリーディング、細かな不良や傷の検出が求められる外観検査、マシンビジョン検査などの用途に適する。
なお、水平方向6Kで垂直方向2K、有効画素数約1238万画素の「IMX902」も商品化する予定だ。同年9月にサンプル出荷の開始を計画している。
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