ルネサス エレクトロニクスは、宇宙環境向けのパワーマネジメントリファレンスデザイン「ISLVERSALDEMO3Z」の提供を開始した。AMDの宇宙用SoC(System on Chip)「XQRVE2302」に向けたものとなっている。
ルネサス エレクトロニクスは2024年7月、宇宙環境向けのパワーマネジメントリファレンスデザイン「ISLVERSALDEMO3Z」の提供開始を発表した。AMDの宇宙用Versal AI(人工知能)エッジアダプティブSoC(System on Chip)「XQRVE2302」に向けたものとなる。
ISLVERSALDEMO3Zは、宇宙環境に対応していて、衛星ペイロードに使用できる。PMBusインタフェースを搭載し、故障時の動作や保護、出力レギュレーション電圧をコントロールできる。
システム診断向けに、内部信号のテレメトリー読み出しも可能。パワーマネジメントソリューションは、容易に出力電力を拡張できる。
耐放射線製品として、PWM(パルス幅変調)コントローラーテストやGaN FETハーフブリッジドライバー、POL(ポイントオブロード)レギュレーターといった評価済みのパワーマネジメントデバイスを備えた。いずれも小型パッケージで、コアパワーコンポーネントの基板面積を67cm2に抑えている。
なお、同デザインパックは、回路図やPCBガーバーファイル、部品表といった設計情報も含んだものとなっている。
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