ルネサス エレクトロニクスは、ジッタアッテネーターおよびクロックジェネレーター「FemtoClock 3」ファミリーの量産と販売を開始した。ジッタ性能が25フェムト秒 RMSとなっている。
ルネサス エレクトロニクスは2024年4月、ジッタアッテネーター(減衰器)およびクロックジェネレーター「FemtoClock 3」ファミリーの量産および販売を開始したと発表した。
ジッタ性能は25フェムト秒 RMSで、112ギガビット/秒や224ギガビット/秒といった次世代のSerDes設計でのリファレンスクロック要件を上回っている。48M〜73MHzの一般的な水晶振動子を採用した。
また、単一のデバイスから最大4つの周波数ドメインを生成できる。1.8Vの単一電源で稼働し、消費電力は1.2Wとなる。
同期やジッタ減衰、クロック生成といった複数の動作モードを搭載していて、クロックツリー全体の簡素化が可能。拡張同期イーサネットに関するITU-T勧告「G.8262」および「G.8262.1」に準拠した。
また、PSRR(電源電圧変動除去比)の高い低ドロップアウトレギュレーターを内蔵し、ボード設計の複雑さとコストを軽減する。パッケージは、7×7mmの48ピンまたは9×9mmの64ピンVFQFPNを選択可能。8出力および12出力をラインアップに備えた。通信用スイッチやルーター、医療用画像機器、データセンターのToRスイッチ、放送用AV機器といった用途に適する。
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