オンセミ(onsemi)は、同社のSiC(炭化ケイ素)プラットフォームの最新世代となる「EliteSiC M3e MOSFET」を発表した。既にTO-247-4Lパッケージを用いたサンプル品の出荷を開始している。
オンセミ(onsemi)は2024年7月、同社のSiCプラットフォームの最新世代となる「EliteSiC M3e MOSFET」を発表した。TO-247-4Lパッケージを用いたサンプル品の出荷を開始している。
同プラットフォームでは、同社前世代品と比較して導通損失が30%、ターンオフ損失が最大50%低減した。EV(電気自動車)のパワートレインやDC急速充電器、エネルギー貯蔵機器、ソーラーインバーターなどでの用途に適する。
相電流も増加していて、前世代品と同一のトラクションインバーターハウジングを用いる場合に出力電力が約20%増加。同じ出力電力とする場合は、SiCの含有量を20%低減できる。
さらに同プラットフォームの発表と併せて、2030年までに複数世代にわたるプラットフォームを販売する計画を公表した。
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