東芝デバイス&ストレージは、車載400Vバッテリーシステム対応、阻止電圧900Vの車載用フォトリレー「TLX9152M」の出荷を開始した。車載機器向けバッテリーマネジメントシステム、メカニカルリレーの置換などに向ける。
東芝デバイス&ストレージは2024年8月、車載400Vバッテリーシステムに対応した阻止電圧900Vの車載用フォトリレー「TLX9152M」の出荷を開始した。
一般的にバッテリーシステムに使用されるフォトリレーにはシステム電圧の約2倍の耐圧が求められるため、400Vシステムの場合800V以上の阻止電圧が必要だ。TLX9152Mは阻止電圧および使用電圧が900Vで、400Vシステムに適しているという。
パッケージはSO16L-Tパッケージを採用し、サイズは10.3×10.0×2.45mm。同社のTLX9160T(阻止電圧1500V)をはじめ高耐圧フォトリレーに広く使用されているパッケージのため、基板パターン設計を共通化できる。1a接点のノーマリーオフ機能を備え、アバランシェ電流定格は0.6mA、絶縁耐圧は5000Vrms。AEC-Q101および国際規格IEC60664-1に準拠している。
TLX9152Mの主な用途として、車載機器向けバッテリーマネジメントシステム(BMS)のバッテリー電圧監視のほか、メカニカルリレー固着検出、地絡検出、各種メカニカルリレーの置換などを見込む。
通過特性が1.5倍、高周波信号スイッチ向けフォトリレー
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順方向電圧降下を低減、標準/車載規格準拠の理想ダイオードICCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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