東芝デバイス&ストレージは、車載フォトリレー「TLX9160T」の販売を開始した。高耐圧MOSFETを採用することで最大阻止電圧が1500Vに達し、バッテリー電圧1000Vまでの車載用途に適している。
東芝デバイス&ストレージは2022年1月、最大阻止電圧1500Vの車載フォトリレー「TLX9160T」の販売を開始した。バッテリー電圧1000Vまでの車載用途に対応している。
同製品は、高耐圧MOSFETを採用することで、最大阻止電圧1500Vを実現した。車載機器にてバッテリー電圧監視や地絡検出、メカニカルリレー固着検出などを担うBMS(バッテリーマネジメントシステム)での用途に適する。
パッケージは、SO16Lから4ピンを省き、600超のCTI(比較トラッキング指数)を有する樹脂を用いたSO16L-Tを採用。受光側の沿面距離が5mm以上となり、「IEC 60664-1」に従って使用電圧1000Vに対応可能となった。
ノーマリーオフ機能を備え、アバランシェ電流定格は0.6mA、絶縁耐圧は最小5000Vrms。動作温度は−40〜+125℃となっており、車載向け電子部品規格「AEC-Q101」に準拠している。サイズは10.3×10×2.45mmだ。
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