エッジサーバは、さまざまなマーケット、さまざまな用途で利用が進んでいます。しかしながら、最適なパフォーマンスを実現するには、エッジサーバに求められる個々の要件を満たすことができる、適切なストレージ製品と組み合わせて使用する必要があります。本稿では、エッジサーバが使われる代表的な用途を紹介するとともに、各用途に共通するストレージのニーズについて説明します。さらに、エッジサーバと組み合わせて使用するストレージ製品の選択に際して、考慮すべき2つの優先事項を紹介します。
エッジサーバは、さまざまなマーケット、さまざまな用途で利用が進んでいます。しかしながら、最適なパフォーマンスを実現するには、エッジサーバに求められる個々の要件を満たすことができる、適切なストレージ製品と組み合わせて使用する必要があります。本稿では、エッジサーバが使われる代表的な用途を紹介するとともに、各用途に共通するストレージのニーズについて説明します。さらに、エッジサーバと組み合わせて使用するストレージ製品の選択に際して、考慮すべき2つの優先事項を紹介します。
エッジサーバは、エンドユーザーに物理的に近い、ネットワークの末端(エッジ)に位置し、ネットワークのエントリーポイントとして機能するハードウェアの一つです。デバイスが生成したデータをクラウド側に送信する前に、あらかじめエッジ側でデータを前処理することで、クラウドのストレージ要件とコンピューティング性能の両方の負荷を軽減することができます。これにより、コンテンツ配信の高速化や遅延の最小化、そして意思決定の迅速化が可能になります。
低遅延性、高信頼性、エネルギー効率に優れるエッジサーバは、医療、スマートシティー、ブロードバンドプロバイダーなどの分野で円滑な運用と迅速な意思決定に貢献しています。エッジコンピューティングを必要とするアプリケーションは、こうした多様な市場セグメントにおいて増え続けています。
ここで注意すべき点は、エッジサーバの温度と性能に関して、アプリケーションごとに特定の要件があるということです。例えば、エッジサーバを屋外や危険な環境、無菌環境に設置しなければならないアプリケーションでは、設置環境において熱対策が必要になります。また、エッジのアプリケーションは、温度範囲を含めどのような環境であっても、高信頼性と安定したパフォーマンスを維持できるデータ処理能力が求められます。さらに、エネルギー効率についても懸念事項の一つです。
ここで、代表的なエッジサーバのアプリケーションを7つ紹介します。
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