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「業界最速」のデータセンター向け60TバイトSSDマイクロン Micron 6550 ION NVMe SSD

マイクロンテクノロジーは、データセンター向け60TバイトSSD「Micron 6550 ION NVMe SSD」を発表した。最大電力で最大14Gバイト/秒、20Wの消費電力で12Gバイト/秒のパフォーマンスを実現している。

» 2024年12月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 マイクロンテクノロジーは2024年11月、データセンター向け60TバイトSSD「Micron 6550 ION NVMe SSD」を発表した。最大電力で最大14Gバイト/秒、20Wの消費電力で12Gバイト/秒のパフォーマンスを実現していて、「60TBデータセンター向けSSDとして世界最速の転送速度」(同社)だという。

データセンター向け65TバイトSSD(左上がU.2、右上がE3.S 1T、下がE1.L) 出所:マイクロンテクノロジー

3〜4時間で総書き込みを完了

 Micron 6550 IONは、大容量の61.44Tバイトでありながら、3〜4時間で総書き込みを完了できる。マイクロンテクノロジーは「競合製品では最大150%長い書き込み時間を要する」としている。ドライブの再構築やAI(人工知能)トレーニングセットの準備を迅速に実施でき、デプロイ時間を短縮し、GPU利用率を高め、高容量NVMe SSDのストレージ耐久性を強化する。

 E3.S、U.2、E1.Lのフォームファクターで提供し、E3.S対応60TバイトSSDではラック内のストレージ要件を最大67%削減できる。スペース効率が高く、ラックユニット当たり1.2ペタバイト以上のデータを格納できる。

 PCIe Gen5に対応するほか、アクティブステートパワーマネジメント機能を搭載したことでOCP 2.5にも対応した。ドライブがL0状態で5W、L1状態で4Wのアイドルが可能で、アイドル時の省電力性を最大20%向上できる。

 ランダム16Kバイト書き込みで1.0RDWPD(ランダムドライブ書き込み/日)を提供し、競合する60TバイトSSDと比較して耐久性が最大42%向上した。セキュリティ機能を備え、SPDM1.2による認証やSHA-512による署名生成に対応している。

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