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LPDDR5Xベースの低消費電力メモリモジュールマイクロン LPCAMM2

マイクロンテクノロジーは、LPDDR5Xベースの低消費電力圧縮アタッチドメモリモジュール「LPCAMM2」を発表した。最大転送速度は、現行のDDR5 SODIMMの5600Mビット/秒を上回る9600Mビット/秒を達成している。

» 2024年01月30日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 マイクロンテクノロジーは2024年1月、LPDDR5Xベースの低消費電力圧縮アタッチドメモリモジュール「LPCAMM2」を発表した。既にサンプル提供を開始していて、2024年上半期に量産を開始する。

 LPCAMM2は、1997年に発表されたメモリモジュール規格SODIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module )以来となる、新しいフォームファクターを採用したメモリモジュールだ。

メモリモジュールの新フォームファクター「LPCAMM2」 メモリモジュールの新フォームファクター「LPCAMM2」 出所:マイクロンテクノロジー

最大転送速度は9600Mビット/秒

 最大転送速度は、現行のDDR5 SODIMMの5600Mビット/秒を上回る9600Mビット/秒を達成。システムのスリープ時の消費電力を最大80%低減し、バッテリーの駆動時間が向上した。

 デジタルコンテンツ作成ワークロードでの性能は最大7%、Web閲覧やビデオ会議など、PCMarkによる10種類の基本的なワークロードでパフォーマンスが最大15%向上している。

 LPCAMM2を採用した同社のLPDDR5X DRAMは、SODIMMメモリの場合と比較して消費電力を最大61%削減できる。実装スペースは、従来のSODIMM製品に比べて64%低減した。

 16G〜64Gバイトの容量を用意し、全ての容量で1種のみのプリント回路基板を採用している。また、一般消費者向けには「Crucial」ブランドでLPCAMM2製品を提供する。

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