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高リップル電流対応、OBC向けアルミ電解コンデンサーニチコン LGAシリーズ

ニチコンは、高リップル電流に対応し、耐久性に優れる基板自立形アルミニウム電解コンデンサー「LGA」シリーズの販売を開始した。電気自動車のオンボードチャージャー市場の要求に応える。

» 2024年12月12日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ニチコンは2024年12月、高リップル電流対応の基板自立形アルミニウム電解コンデンサー「LGA」シリーズを発売した。電気自動車のオンボードチャージャー市場の要求に応えるもので、同月から量産を開始する。

基板自立形アルミニウム電解コンデンサー「LGA」シリーズ 出所:ニチコン

信頼性の高い電解液と電極箔を採用

 同社はこれまで、アルミニウム電解コンデンサーとして、105℃、5000時間保証の「LGX」シリーズ、105℃、3000時間保証の「LGW」シリーズを販売してきた。

 LGAシリーズは、高リップル電流の条件でも安定した耐久性を持つ電解液と、信頼性の高い電極箔を採用している。そのため高温および高リップル電流に対応し、長寿命化した。耐久性は105℃、5000時間保証(定格リプル電流重畳)だ。LGX、LGWシリーズよりも高いリップル電流に対応し、耐久性はLGXシリーズと同等かつLGWシリーズを上回る。

 LGAシリーズの仕様は、定格電圧が450V、定格静電容量範囲が150〜560μF、使用温度範囲が−40〜+105℃。製品寸法はφ25mm×25mmL〜φ30mm×50mmLだ。

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