サンケン電気は、小型高圧3相モーター用ドライバー「SIM2-151」を発売する。15A品の「SIM2-151A」「SIM2-151AB」に比べ熱抵抗を小さくし、損失を低減した。
サンケン電気は2024年12月、小型高圧3相モーター用ドライバー「SIM2-151」を発売した。従来の15A品「SIM2-151A」「SIM2-151AB」に比べ熱抵抗を小さくし、損失を低減した。
同社の「SIM2シリーズ」は、小型のDIP40パッケージに出力素子、プリドライバーおよび制限抵抗付きブートストラップダイオードを内蔵した高圧3相モータードライバーだ。DBC(Direct Bonding Copper)構造を採用することで、小型のパッケージでありながら高い放熱性能を備える。
高精度のサーマルシャットダウン(TSD)機能に加え、温度モニター機能などを搭載する。3シャント方式に対応し、ユニバーサル入力仕様の中容量モーターのインバーター制御に適している。
主な仕様として、出力耐圧が600V、出力電流が15.0A。出力素子はIGBT、入力スレッシュは3.3/5.0V、温度検知はサーマルシャットダウンだ。
冷蔵庫やエアコンのコンプレッサー駆動、洗濯機のドラム駆動、ファンモーター、ポンプ駆動などでの利用を見込む。
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