東芝デバイス&ストレージは、モーター出力電圧定格50V、モーター出力電流定格5Aのシングルブラシ付きDCモータードライバー「TB67H482FNG」を製品化した。
東芝デバイス&ストレージは2025年1月、モーター出力電圧定格50V、モーター出力電流定格5Aのシングルブラシ付きDCモータードライバー「TB67H482FNG」を製品化した。
TB67H482FNGは、出力トランジスターのドレイン・ソース間オン抵抗が0.2Ω(typ.)で、モータードライバーの発熱量を軽減する。スリープモード時の消費電流は、最大1μAと低い。
レギュレーターを内蔵していて、モーター電源電圧のみで駆動できる。入力インタフェースには、信号をHigh/Lowにすることでモーターの正転、逆転を容易に行えるPHASE入力タイプを採用している。
モーター電源電圧は8.2〜44Vに対応していて、一般的な12V、24V、36V駆動のモーター応用だけでなく、さまざまな電圧のモーターに幅広く対応できる。
チャージポンプ回路用の外付けコンデンサーをモータードライバー本体へ内蔵していることで外付け回路部品を削減でき、実装基板配線レイアウトの自由度を高める。
主な仕様として、動作温度範囲が−40〜+85℃、トルク設定機能は32通りの設定電流切り替えが可能。異常検出機能として過電流検出、過熱検出、低電源電圧検出の機能を備える。パッケージは、6.4×9.7mmサイズのHTSSOP28を採用した。
主な用途は、民生用機器として空調設備、マッサージチェアなど、産業用機器としてプリンタ、複合機、スキャナー、金融端末などを見込む。
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