村田製作所は、非地上系ネットワークとセルラーLPWAの両方で、NTNプロバイダーであるSkylo Technologiesの認証を取得した通信モジュール「Type 1SC-NTN」を発表した。認証取得コストを削減できるほか、広い通信範囲をカバーする。
村田製作所は2025年3月、「世界で初めて」(同社)非地上系ネットワーク(NTN)とセルラーLPWAの両方でNTNプロバイダーであるSkylo Technologiesの認証を取得した通信モジュール「Type 1SC-NTN」を発表した。同年4月から量産を開始する。
Type 1SC-NTNは、NTN通信によって広い通信範囲をカバーし、セルラー通信の利用が困難な遠隔地や災害地でも安定した通信手段を確保する。認証を既に取得しているので、IoT機器の認証取得にかかるコストを低減し、早期市場投入に寄与する。
通信方式はCatM/NB-IoT、NTN、認証はFCC/IC、RED、PTCRB、GCFに対応。チップセットは「Sony ALT1250」を採用した。モジュールサイズは11.1×11.4×1.5mmだ。
実装面積に制限があるウェアラブル機器やトラッキング機器、医療用モニタリング機器、スマートメーターなどのIoT通信機器に適している。
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