STマイクロエレクトロニクスは、65Wフライバックコンバーター「VIPerGaN65W」を発表した。700VのGaNトランジスタやPWMコントローラーICを搭載している。
STマイクロエレクトロニクスは2025年12月、65Wフライバックコンバーター「VIPerGaN65W」を発表した。700Vの窒化ガリウム(GaN)トランジスタや擬似共振PWMコントローラーICを搭載している。1000個購入時の単価は約1.19米ドル(約180円)だ。
同製品は、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)方式の擬似共振モードで最大負荷まで動作する。中負荷から高負荷時は、バレー(電圧の谷)をロックする独自技術を用いたバレースキッピングにより効率を高める。軽負荷時は周波数を下げ、無負荷時は消費電力を30mW以下に抑えるバーストモードで動作する。
GaNトランジスタに合わせてゲートドライバーを最適化していて、外付け部品を追加せずにスイッチング条件を整えられる。高電圧起動回路やセンスFETも内蔵し、電流モニター精度を高めた。電力密度の向上や外付け部品点数の削減が可能になり、設計期間の短縮につながる。
保護機能では、ライン電圧フィードフォワードによる出力電力の過剰上昇防止、ダイナミックブランキングによるスイッチング損失低減、入出力の過電圧保護、過熱遮断、ブラウンインおよびブラウンアウト保護などを備えた。
評価ボード「EVLVIPGAN65WF」も提供していて、24V、65Wの絶縁型フライバック設計を90〜265V入力で検証できる。2次側には同期整流を実装し、実機での検証やプロジェクト立ち上げを支援する。
パッケージは5×6mmのQFNを採用した。USB-PDチャージャーや急速バッテリーチャージャー、補助電源などへの展開を見込む。
電子ヒューズ保護機能を備えた車載スイッチIC、STマイクロ
微小振動と強い衝撃をまとめて測定できるセンサー、STマイクロ
動作音を抑えるGaNフライバックコンバーター、STマイクロ
低照度でも高感度撮影が可能なCMOSイメージセンサー、STマイクロ
48V電源対応、STマイクロの車載用ゲートドライバーCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.