マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、初級〜上級者の方からよく質問される「Quad SPIフラッシュメモリの使用上の注意」について解説します。
素朴な疑問から技術トラブルなどマイコンユーザーのあらゆる悩みに対し、マイコンメーカーのエンジニアが回答していく連載「Q&Aで学ぶマイコン講座」。
今回は、初級〜上級者から多く寄せられる質問です。
マイコンのQuad SPIインタフェースにQuad SPIフラッシュメモリを接続して使う際に気を付けるべきポイントはありますか? ある場合それは何ですか? Octo SPIフラッシュメモリの場合にも該当しますか?
マイコンのQuad SPIインタフェースにQuad SPIフラッシュメモリを接続して使う際は、Quad SPIフラッシュメモリのQPIモードに対応可能かどうか、マイコンのQuad SPIインタフェースの仕様を確認しておくことをおすすめします。確認すべき仕様は、マイコンのQuad SPIインタフェースが出力から入力に切り替わるのに何サイクル必要か、です。
Quad SPIフラッシュメモリには、SPIモードとQPIモードの2種類があります。各モードによって、Quad SPIの各通信期間(コマンド期間、アドレス期間、オルタネートバイト期間、ダミーサイクル期間、データ期間)にて、信号線を何本使うかが変化します。
例としてRDSR(Read Status Register)コマンドのSPIモードとQPIモードの違いを説明します。
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