Allegro MicroSystemsのACS37100は、10MHz帯域と高速応答を備え、窒化ガリウム(GaN)や炭化ケイ素(SiC) FETを用いる電力変換システムで高精度な電流検出を可能にするデバイスである。
Allegro MicroSystemsのトンネル磁気抵抗(TMR)電流センサー「ACS37100」は、10MHzの帯域幅と50ナノ秒(ns)の応答時間を備え、高精度な電流測定を可能にする。同製品は、電気自動車(EV)充電器や太陽光発電用インバーター、サーバ用電源など、窒化ガリウム(GaN)や炭化ケイ素(SiC) FETを用いるような電力変換システム向けに設計されている。
サブメガヘルツ帯域では、従来の磁気センサーは安定した制御ループや保護ループに必要な速度と精度を満たせないことが多い。ACS37100は、高帯域幅と高速応答によってこれらの制約を克服し、高速スイッチング制御に不可欠な高精度の電流フィードバックを提供する。
同社の「XtremeSense」TMR技術を用いることで、ACS37100はDCから10MHzまでの全帯域にわたり26mA RMSという低ノイズレベルを維持し、温度全域で±2%の感度誤差に抑えている。電圧リファレンス出力はノイズ環境下での差動配線をサポートし、フォールト出力は高速なオープンドレイン方式の過電流検出に向けて、しきい値を調整可能である。
本デバイスは、60秒間で5kVに耐える強化絶縁性能(UL 62368-1)を備え、基本動作電圧は1097Vだ。AEC-Q100グレード0に準拠し、動作温度範囲は−40℃〜+150℃。SOICW-16パッケージを採用し、導体抵抗は1.2mΩ、沿面距離および空間距離は8mmを確保している。
開発を支援するため、サンプルおよび評価ボードが提供されている。
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