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TMR素子採用のコアレス電流センサー村田製作所 MRDシリーズ

村田製作所は、コアレス電流センサー「MRD」シリーズを開発し、量産を開始した。TMR素子を採用しており、−40〜+105℃の温度範囲で電波を測定できる。

» 2022年07月14日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 村田製作所は2022年6月、コアレス電流センサー「MRD」シリーズを開発し、量産を開始したと発表した。EV(電気自動車)用充電ステーションや太陽光発電システムのパワーコンディショナー、UPS(無停電電源)、エアコンや冷蔵庫などインバーターを備えた家電製品などの用途に適する。

コアレス電流センサー「MRD」シリーズ 出所:村田製作所

 TMR素子を採用しており、−40〜+105℃の温度範囲で電波測定が可能。総合精度は、使用温度範囲全域にわたって1.0%F.S.となっている。

応答時間は0.5μ秒

 コアレス型オープンループ方式により、応答時間は0.5マイクロ秒(代表値)、最大1次電流は40Armsとなる。誤作動を防止するため、外部磁場の影響を防ぐ差動方式を採用した。電源電圧は3.3Vもしくは5.0V、帯域幅は1MHz(変更可)、絶縁電圧は4.8kV(AC50Hz、60秒)となっている。

 パッケージは、10.21×10.31×2.8mm(順に代表値、代表値、最長)のSOICW16を採用。安全規格「UL62368-1」にも準拠した。

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