Ambiqは、エッジAI向けSoC「Apollo330 Plus」「Apollo510 Lite」シリーズを発売した。前世代品と比較して、処理性能が最大16倍に向上している。
Ambiqは2026年7月、エッジAI向けSoC(System on Chip)「Apollo330 Plus」「Apollo510 Lite」シリーズを発売した。「Apollo330 Plus」「Apollo330B Plus」「Apollo330M Plus」「Apollo510 Lite」「Apollo510B Lite」「Apollo510D Lite」の全6種を提供する。
いずれも同社独自のサブスレッショルド電力最適化技術「SPOT」を基盤とし、「Helium」テクノロジーを備えたArm Cortex-M55を採用している。前世代のCortex-Mベース製品と比較して処理性能が最大16倍に向上し、レイテンシも低減した。同社発表によると、AIワークロード実行時のエネルギー効率が、一般的なCortex-M4およびCortex-M33搭載マイクロコントローラーと比べて最大30倍に達したという。
AI処理性能は1クロック当たり最大8MACで、最大2MバイトのSRAMと2Mバイトの組み込み不揮発性メモリを搭載する。アプリケーション処理とネットワーク処理を分離するマルチコア構成を採用し、低消費電力を維持しながら最大+13dBmの無線送信出力に対応した。
Apollo510 Liteシリーズは、2Dおよび2.5D GPUとベクターグラフィックスアクセラレーター、同社のグラフィックス技術「graphiqSPOT」を搭載。低消費電力で画像表示を処理でき、ディスプレイを備えたウェアラブル機器や拡張現実(AR)デバイスなどに適する。
Apollo330 Plusシリーズでは、用途に応じた無線接続機能を用意した。ワイヤレス対応製品は、マルチプロトコル通信を処理する48MHzまたは96MHz動作のArm Cortex-M4Fネットワークプロセッサを搭載する。
いずれも常時音声待ち受け用途に向けた低消費電力PDMインタフェースを備えた。パッケージはBGAやWLCSPなどから選択できる。セキュリティ機能では「secureSPOT 3.0」を採用した。Arm TrustZoneを活用し、セキュアブートやセキュアなファームウェア更新、機密データのハードウェア保護に対応する。
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