Nanopowerの「nPZ2100」は、MCUを必要時まで停止させたままセンサーや周辺機器を自律制御し、システム全体の消費電力を削減するICである。
Nanopowerのセンサー管理/省電力IC(PSIC)「nPZ2100」は、バッテリー容量に制約のあるセンサーシステムを自律的に制御する。nPZero電力削減アーキテクチャをベースとしていて、必要になるまでホストMCUの電源をオフにしたまま、センサーや周辺機器を管理する。この手法によって、「検知、判断、起動、処理」というシンプルな動作原理を実現する。
nPZ2100の標準アイドル時消費電流は3.0V動作時でわずか200nA、ポーリング時の消費電流は1μAで、I2CまたはSPIインタフェースを介して最大6個の独立した周辺機器を自律的に管理できる。1mAの周辺機器用電源スイッチを4個と、10mAのホスト専用電源スイッチを1個内蔵する。さらに、データロギング用の256バイトSRAM、バッテリーモニタリング機能を備えた3チャンネルA-Dコンバーター(ADC)、アラーム機能とウォッチドッグ機能を備えた32ビットタイマー、32ビットカウンターを搭載するほか、エネルギーハーベスティング向けの電力を考慮した動作にも対応する。
nPZ2100はMCUに加えて、不要なときには周辺機器の電源もオフにでき、周辺機器のアイドル時消費電力の削減に役立つ。Nanopowerによると、ホストMCUの電源をオフにしている間にnPZ2100がセンサーとの通信やシステム監視を担うことで、ホストMCUのアクティブ時間とシステム全体のエネルギー消費を大幅に削減できるという。
開発キットとエンジニアリングサンプルは2026年9月に提供を開始する予定で、製品の正式リリースと量産は2027年第2四半期を予定している。
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