電力管理や機能安全などこれまでのクロスバーベースのインターコネクトでは実現不可能な機能が、いかにNoC(Networks-on-Chip)テクノロジーによって可能になるかについて考察します。
インターコネクト機能として単純なクロスバー方式を採用するという選択もあり得るでしょう。しかしシステム内のエレメントの数が増え始め、さらにエレメント間の距離が意図されたクロック周期に対して長くなってくると、クロスバーではもはやどうにもならず、NoC(Network-on-Chip)方式を採用する必要があります。
NoC(Network-on-Chip)とはどのようなものか。これから複数回にわたり考察していきます。