マイクロDC-DCコンバータと呼んで展開する製品ラインを拡充した。他に、2.5×2.3mmで0.6A出力の「LXDC2URシリーズ」も用意する。さらに、最大1.0Aを出力できる品種や、昇圧タイプの品種も追加した。
村田製作所は、超小型DC-DCコンバータモジュール(同社は「マイクロDC-DCコンバータ」と呼ぶ)の製品ラインアップを拡充し、4シリーズを追加した。そのうち2つは小型化をさらに推し進めたタイプで、縦横の寸法が3.5×3.2mmで出力電流容量が最大1.0Aの「LXDC3EPシリーズ」と同2.5×2.3mm、0.6Aの「LXDC2URシリーズ」を用意した。フェライト基板の内部にインダクタとEMI(放射電磁雑音)フィルタの機能を作り込むとともに、表面に電源ICと入出力コンデンサを実装することで、「世界最小サイズ」(同社)を実現したという。
残る2つのうち、一方は電流容量が最大3.0Aと大きい「LXDC55Bシリーズ」で、寸法は5.7×5.0mm。もう一方は昇圧動作に対応した「LXDC44Aシリーズ」で、寸法は4.0×4.0mm、電流容量は0.7Aである。
4シリーズともに、スマートフォンをはじめとしたモバイル機器への組み込みに向ける。岡山村田製作所において2011年10月より順次量産を開始しており、一部のシリーズは既に市販のスマートフォンに搭載されているという。
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