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産業/計測機器向けデータ集録IC、8チャネル品ながら6mm角と小型アナログ・デバイセズ ADAS3022

ADAS3022は、電力線監視やプロセス制御など、産業分野の各種データ集録システムや計測機器に使えるデータ集録ICである。アナログ入力は8チャネル。1Mサンプル/秒の16ビットSAR型A-D変換器を搭載した。パッケージは6mm角と小さい。

» 2012年11月22日 07時30分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズは2012年11月、産業用データ集録システムや計測機器に向けたデータ集録IC「ADAS3022」を発表した。8チャネルのアナログ入力で受け取った信号を、マルチプレクサとプログラマブル利得計装アンプ(PGIA)を介してA-D変換器コアに供給し、デジタル信号に変換して出力する機能を備える。A-D変換器コアは、分解能が16ビットで1Mサンプル/秒動作の逐次比較(SAR)型である。温度ドリフトを低く抑えた4.096Vの高精度リファレンス電圧源も内蔵した。

 PGIAの設定を切り替えることで、入力レンジを±10Vから最小±640mVまで調整できるので、出力レベルが異なるさまざまなセンサーに対応可能だ。パッケージは6×6mmの40端子LFCSPで、「基板上の専有面積は競合他社品の1/3だ」(同社)と主張する。

 既にサンプル出荷を始めている。動作温度範囲は−40〜+85℃。1000個購入時の単価は14.95米ドル(米国における販売価格)。

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