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「アプセサリー」向けBluetooth 4.0対応ネットワークプロセッサSTマイクロ BlueNRG

STマイクロエレクトロニクスは、Bluetooth 4.0 Low-Energyに対応したネットワークプロセッサ「BlueNRG」を発表した。スマホなどと連携するフィットネス用リストバンド、スマートグラス、ウェアラブルセンサーなど「アプセサリー」をターゲットにしている。

» 2013年09月03日 12時32分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2013年9月2日、Bluetooth 4.0 Low-Energy(Bluetooth Smart)に対応した1チップ型のネットワークプロセッサ「BlueNRG」を発表した。Bluetoothファームウェアのアップグレードができる他、「業界最高クラスの電力効率を実現した」(同社)という。現在サンプル出荷中で、量産は2013年内を予定している。価格は1000個購入時約1.8米ドルとしている。

 新製品は、Bluetooth SmartまたはBluetooth Smart Readyに対応したスマートフォン、タブレット端末などの機器との接続に必要な機能を1チップに搭載。スマホなどと連携するフィットネス用リストバンド、スマートグラス、ウェアラブルセンサーなど「アプセサリー(App-cessorise)」をターゲットにした製品となっている。

Bluetooth 4.0 Low-Energy対応のネットワークプロセッサ「BlueNRG」

 最大ピーク電流は、受信時7.3mA、送信時8.2mA。同社は「非常に低消費な無線送受信動作により、小型コイン型バッテリーのみで数カ月から数年間にわたって駆動するアプセサリーを実現することができる」という。省電力管理機能を備え、動作モードを素早く切り替えて、電力損失を最小限に抑える。

 新製品は最新のBluetooth 4.0規格に準拠し、独自の無線制御プロセッサとBluetoothファームウェアが内蔵されているため、ワイヤレス機器設計が簡略化できるという。各種Bluetooth Low-Energyプロファイルをアプリケーションプロセッサに実装するため、使用するホストマイコンの種類やプロファイルを柔軟に選択することができる。内蔵の不揮発性メモリにより、屋外でも容易にファームウェアをアップグレードでき、Bluetooth規格の将来のリリースにも継続的に準拠できるとしている。

 パッケージは5mm角サイズのQFN32と、2.6mm角サイズのWCSPの2種類がある。

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