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−40〜85℃に動作温度範囲を拡大、横河のパッシブプローブ横河メータ&インスツルメンツ 702902/702906

横河メータ&インスツルメンツは、動作温度範囲が−40〜85℃と広いパッシブプローブとして2製品を発表した。パワーエレクトロニクス、メカトロニクス分野における波形観測やデバッグなどの用途に向ける。

» 2014年11月14日 10時00分 公開
[EDN Japan]

 横河メータ&インスツルメンツは2014年11月、動作温度範囲が−40〜85℃と広いパッシブプローブ「702902」と「702906」を発表した。パワーエレクトロニクス、メカトロニクス分野における波形観測やデバッグなどの用途に向ける。

 702902はスコープコーダ「DL850E/DL850EV」シリーズの絶縁入力モジュール用として、702906はミックスドシグナルオシロスコープ「DLM2000シリーズ」や「DLM4000シリーズ」用として、それぞれ用意した。

動作温度範囲が−40〜85℃と広いパッシブプローブ「702902」(左)と「702906」(右) (クリックで拡大)

 従来の標準的なパッシブプローブは、使用温度範囲が5〜40℃と狭いのが一般的で、これによって利用範囲が限定されることがあった。これに対して新製品は、−40〜85℃と広い温度範囲に対応しており、被測定物の耐久性評価などを行うための、さまざまな温度サイクル試験や高温低温試験に用いることが可能となった。

 パッシブプローブ自体の耐久性や堅牢性も高めている。ケーブル取り付け部の引っ張り強度は60N、温度サイクル試験は500回を達成するなど、過酷な環境下での使用も可能とした。また、さまざまな利用環境を想定してプローブケーブル長は2.5mと長くした。この他、別売で4φ変換アダプタを用意している。これを使えば被測定物の形状や最新のアクセサリにも容易に対応することが可能となる。

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