水晶振動子を一体化したプログラマブルクロックジェネレータ : IDT 5P49V5933/5P49V5935
IDTは、電子システムのタイミング向けに、水晶振動子を内蔵したVersaClock 5プログラマブルクロックジェネレータの新製品「5P49V5933」「5P49V5935」を発表した。水晶振動子を一体化したことで、基板面積やBOMコスト、設計時間を削減した。
IDTは2015年5月25日、電子システムのタイミング向けに、水晶振動子を内蔵したVersaClock 5プログラマブルクロックジェネレータの新製品「5P49V5933」「5P49V5935」を発表した。
5P49V5933/5P49V5935は、水晶振動子を一体化したことで、基板面積やBOM(部品表)コスト、設計時間を削減できる。また、周波数の源振を統合したことで、外部の水晶振動子を設計に組み込む必要がなくなり、周波数の調整を不要にした。
さらに、LVDS、LVPECL、HCSL、デュアルLVCMOSに個別に設定可能なユニバーサル出力ペアを装備。これにより、低コスト・低電力消費の用途や低ジッタの通信用途に対応できる。
出力周波数は、5P49V5933が最大2つ、5P49V5935が最大4つ生成可能。700フェムト秒のRMS位相ジッタ性能により、1G/10Gイーサネット、PCI Express Gen 1/2/3をはじめ、その他の高性能インターコネクトの要件や、SoC、FPGAのクロック生成要件を満たすことができる。コア部の消費電流は30mAで、パッケージサイズは4×4mmとなっている。
新製品のイメージ
ワイヤレス給電向けトランスミッタIC、IDTが5製品
IDT(Integrated Device Technology)の「P923x」ファミリは、電磁誘導方式のワイヤレス給電システム用トランスミッタICである。ウェアラブル機器やスマートフォン、家具などの用途に向ける。
消費電力と専有面積を最大90%削減、PCIeタイミング製品に1.5V品追加
IDT(Integrated Device Technology)は、PCI Express(PCIe)タイミング製品群に、動作電圧が1.5VのクロックジェネレータIC「9FGU」とクロックマルチプレクサIC「9DMU」を追加した。デジタル一眼レフカメラや多機能プリンタ、車載インフォテインメント機器などの用途に向ける。
最大60%の節電効果、IDTのLVDSクロック・ファンアウトバッファIC
「8P34S」ファミリは、電源電圧を1.8Vに抑えつつ、AC特性は3.3V品と同等の性能を備えたLVDSクロック・ファンアウトバッファICである。精度やビット誤り率などを犠牲にすることなく、最大60%の節電効果と、優れた放熱性を実現できるという。
WPC1.1 Qi仕様準拠無線給電トランスミッタIC
IDTは、ワイヤレス充電の国際標準規格「Qi」を策定するWPC(Wireless Power Consortium)の「WPC1.1仕様」に準拠した無線給電トランスミッタIC「IDTP9035A」と「IDTP9036A」を発表した。
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