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分解能18ビット、8ch同時サンプリング可能なSAR型A-Dコンバータリニアテクノロジー LTC2348-18

リニアテクノロジーの「LTC2348-18」は、18ビット分解能で8チャネル同時サンプリング可能な逐次比較レジスタ(SAR)A-Dコンバータである。産業用プロセス制御装置、検査/測定装置、電源ラインの監視といった用途に向ける。

» 2015年06月15日 11時30分 公開
[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2015年6月、18ビット分解能で8チャネル同時サンプリング可能な逐次比較レジスタ(SAR)A-Dコンバータ「LTC2348-18」を発売した。産業用プロセス制御装置、検査/測定装置、電源ラインの監視といった用途に向ける。

 LTC2348-18は、チャネルあたり200kサンプル/秒のスループットで8チャネル分を同時にデジタル変換することができる。各チャネルのSoftSpan入力範囲は±10.24V、0〜10.24V、±5.12Vまたは0〜5.12Vの信号に対応できるよう個別に設定することが可能だ。差動アナログ入力範囲は34Vと広く、さまざまな信号を入力して直接デジタル化することができる。

LTC2348-18内部の回路ブロックのイメージ

 INL(積分非直線性誤差)は最大±3LSB、SN比は96.7dBである。また、温度係数が20ppm/℃の高精度リファレンスや、高い精度で測定できるリファレンスバッファを内蔵しているため、回路ボードのスペースを節減することが可能である。オプションで5Vの外部リファレンスを用いると、アナログ入力範囲を±12.5Vまで拡張できる。I/OインタフェースとしてはSPI CMOSとLVDSを用意している。

 動作温度範囲は−40〜125℃と広範で、パッケージは外形寸法が7×7mmの48端子LQFPで供給する。参考価格は、1000個購入時で単価が23.35米ドルからとなっている。

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