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IVIと運転支援情報処理機能を統合するInfoADASソフトウェア開発キット日本TI InfoADASソフトウェア開発キット

日本テキサス・インスツルメンツは、高度情報先進運転支援システム(InfoADAS)ソフトウェア開発キット(SDK)を発表した。インフォテインメントシステムの性能を低下させずに、運転支援情報処理機能を統合できる。

» 2015年06月18日 09時30分 公開
[EDN Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツは2015年6月、高度情報先進運転支援システム(InfoADAS)ソフトウェア開発キット(SDK)を発表した。新型SDKは、既存の車載インフォテインメント(IVI)システムに、各種ADAS情報処理を統合するために必要な車載対応のフレームワークを提供するという。

システム性能を低下させず
運転支援情報処理機能を統合

 InfoADAS SDKは、従来のIVI機能に、サラウンドビュー、歩行者検知、車線逸脱検出、その他の運転支援情報処理を追加。インフォテインメントシステムの性能を低下させることなく、運転者の車内外の状況への認知能力を高める運転支援情報処理機能を統合できる。これらの追加機能を同社の「DRA7xx」Jacinto 6インフォテインメント・プロセッサ製品に統合することで、従来と同じインフォテインメント用プラットフォーム上でのアーキテクチャを一新するという。

 さらに、複数のハイレベル・オペレーティング・システム(HLOS)とJacinto 6プロセッサ製品群により、開発工数・期間の削減とリソースの再利用を可能にした。既存のヘッド・ユニット向け各種アプリケーションへのプラグインが可能なInfoADASサブシステムとしても使用できる。また、代表的なADASアプリケーションのデモが可能なビジョン系アルゴリズムのサンプル集を提供する他、これらのフレームワークを拡張し、製品化に向けたアルゴリズム開発のリファレンスとしても使用できる。

 同社では、InfoADAS SDKにより、「Jacinto」「TDAx」の車載プロセッサ製品において、均質なソフトウェア・アーキテクチャを提供でき、各機能の統合やスケーラビリティの簡素化に役立つとしている。

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