Maxim Integrated Productsは、1つのモデムで全ての狭帯域電力線通信ユーティリティ規格に対応する、電力線通信(PLC)モデムSoC「ZENO/MAX79356」を発表した。CENELEC A、ARIB、FCC周波数帯のG3-PLC、Prime、P1901.2規格にシングルチップで対応した。
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2015年6月、1つのモデムで全ての狭帯域電力線通信ユーティリティ規格に対応する、電力線通信(PLC)モデムSoC「ZENO/MAX79356」を発表した。
ZENO/MAX79356は、CENELEC A、ARIB、FCC周波数帯のG3-PLC、Prime、P1901.2規格にシングルチップで対応できる、プログラマブル狭帯域直交周波数分割多重(OFDM)ベースのPLCモデムSoCとなる。ソフトウェア設定により、全ての国際規格に対応するため、メーターメーカーや電力各社は同じデバイスを使用して、PLC通信を必要とする地域にメーターやデータコンセントレータを作ることが可能になるという。
さらに、アナログフロントエンド(AFE)とベースバンドをシングルチップに内蔵したことで、チップ数とコストが削減できる。PLC通信の待ち受け時の使用電力を80%低減した他、アクティブ送信時の消費電力は70mWに抑えた。また、他のPLCモデムに比べ、実装面積を最大1/3削減できる。
高速・高精度のテストを可能にするGSRリファレンスデザイン
マキシム、インダストリー4.0向け「Micro PLC技術」のリファレンスデザイン発表
マスタ/スレーブ機器間の機密データ転送を保護、マキシムのセキュア認証用IC
車載情報機器の映像伝送はSTPから同軸ケーブルへ、マキシムがSerDesで両対応Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング