日本モレックスは、独自のダブルボトムコンタクトターミナル設計を採用した0.50mmピッチFFC/FPCコネクタ製品に、従来比24%低背化した「505110」シリーズを追加した。
日本モレックスは2015年6月、独自のダブルボトムコンタクトターミナル設計を採用した0.50mmピッチFFC/FPCコネクタ製品に、従来比24%低背化した「505110」シリーズを追加したと発表した。
505110シリーズは、嵌合時高さが1.90mmで、同社従来製品の「502790」「104060」シリーズの高さ2.50mmに比べて24%低背化した。従来の0.50mmピッチFFC/FPCコネクタ製品と同様、1極当たり2つのコンタクトを搭載するダブルボトムコンタクトターミナル設計を採用。シングルボトムコンタクトターミナル設計に比べ、ほこりや汚染要因を効果的に除去し、接触の冗長化(二重化)により確実な接触を可能にするという。
505110シリーズは、イヤータブでケーブルをロックする機能を採用したことで、ケーブル保持力が向上している。これにより、ケーブル位置決めや嵌合作業が容易になるという。さらに、ハウジング上部に真空ピックアンドプレース用エリアを設けて基板への実装を容易にした他、ピックアンドプレース用テープに比べてコストを低減した。
主な用途は、オーディオやカーナビなどの自動車インフォテインメント、光ディスクドライブ、タブレット・ノートブックPCなどのデータコム、フラットパネルTV、携帯式ゲーム機器、携帯式ナビゲーション機器などの民生家電など。同社では、今回発売した20〜80極に加え、2015年7月中には小極タイプの4〜19極も発売するとしている。
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