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車載用信頼性試験規格AEC-Q100に準拠した2Mビット EEPROMSTマイクロ M95M02

STマイクロエレクトロニクスは、車載用信頼性試験規格AEC-Q100に準拠した、2Mビット EEPROM「M95M02」を発表した。大容量メモリに、優れた消去・書き込みサイクル、長期のデータ保持性能を組み合わせている。

» 2015年08月12日 09時00分 公開
[EDN Japan]

最大クロック周波数10MHz

 STマイクロエレクトロニクスは2015年7月、車載用信頼性試験規格AEC-Q100に準拠した、2Mビット EEPROM「M95M02」を発表した。M95M02が追加されたことで、同社がSO8Nパッケージで提供する車載用EEPROMの容量は、2Kから2Mビットまで拡張された。

 M95M02は、大容量のメモリに、優れた消去・書き込みサイクル、長期のデータ保持性能を組み合わせ、バイト当たり400万サイクル、最大クロック周波数10MHz、100年間の保持期間を可能にした。これらの機能により、ECU(電子制御ユニット)の精度と柔軟性を向上できるという。また、ECU内の制御アルゴリズムにより、細分化された環境パラメータをリアルタイムでモニター可能で、精度を最大限に高めることができる。

2Mビット EEPROM「M95M02」のイメージ

 さらに、ロック可能な256バイトのページを追加したことで、モジュールのトレース機能や識別番号、重要データなどを安全に格納できる。ロック可能なページには、アクセス用の特定コマンドを用意。メモリ・アレイの標準領域へのアクセスとは切り離されるため、従来品との上位互換性を維持している。重要なデータは、更新後の書き換えも可能だが、永久に書き換え禁止モードに固定することもできる。

 最高動作温度は125℃(2.5V動作時)。1000個購入時の単価は約1.50米ドルで、既に量産を開始している。

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